2015年 01月 13日
アサギマダラが立ち寄ってくれる暮らし |
うちのアトリエにも立ち寄ってくれるアサギマダラ。
この蝶は「渡りの蝶」として知られています。
この1月11日。 NHKの「ダーウィンが来た!」という番組で、この
蝶が紹介されました。タイトルは、
「日本縦断2000キロ!旅するチョウを追え」
姫島(大分県)、淡路島、富士山中腹、裏磐梯まで北上していることが
紹介されていた。その途中、富士山中腹では卵を生んで代変わりしなが
ら渡りを行っていたのだ。
そして秋になって、今度は南下を始める。愛知県知多半島では、三重県
側に向かって海を渡る蝶をカメラが追っていた。
また、滋賀県の中学校でフジバカマを育てたら、毎年南下のアサギマダ
ラが現れるようになったとのこと。
岡山市郊外の円山のアトリエに来てくれるのは、こうした南下の途中に
フジバカマの蜜を吸いに寄ってくれているのだと分かった。
食草はフジバカマの他に、スナビキソウ、ヨツバヒヨドリとのこと。こ
の三種の植物に共通するのは、オスが出すフェロモンの材料になる物質
があるのことだ。子孫を残すため、そして暑さを避けて2000キロを
渡りながらフェロモンの食材を求めて日本を縦断している蝶の物語だっ
た。
美しい蝶が、けなげでしかも雄大な生き様をしていることに心ひかれま
す。そんな蝶が毎年寄ってくれる円山の暮らし、日本の暮らしのありが
たさに思いをはせた。
フジバカマの蜜を吸う。
by maruyama834
| 2015-01-13 11:49
| 日記