脳活オフィス 第1号 |
カテゴリ
以前の記事
2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2015年 10月 17日
オフィスの改造の依頼があった。
クライアントさんからヒアリングして、課題を整理して、ちょっとぐらいは考えて プレゼンテーションした。 生まれたコンセプトは、「脳活オフィス」。 脳内物質のセロトニンについて、以前このブログに紹介したことがある。 セロトニンは、くつろぎや癒しに関わる脳内物質である。 主に、リズム運動、朝日を浴びる、人との共感で脳内に分泌されるという。 ガチガチといったら失礼なのだが、理系の仕事に癒しの空間が希望だと打ち合わ せの場で担当の女性が言った。 これはいけるかな! セロトニンを手がかりに、他の脳内物質も探してみる。 中小企業は、これからますます社員の創造力にかける期待も大きいと感じる。 オフィスも視察した。 ワンルームの事務室に数十人。社長のデスクも一番奥になる。 その奥は壁。なんか、爽やかでない感じ。 風除室をくぐると受付のカンターが迫る。よこに応接室。見渡せる大きな事務室。 その奥には、更衣室と職員休憩室。 採光のない階段を上がって2階には、大きな会議室とゆったりした応接室。 機能的には、よく出来たオフィスだと思う。 でも、脳が活気づくものや、居心地の良さはあまりないようだ。 だから、僕に相談があったのか。 視察中、事務室だからしょうがないのだが、照明に頼った部屋が無機質に見えた。 そこで、社長デスクの奥の壁は全部ガラスにして、その奥の部屋が朝日に輝くよう なイメージが湧いた。オフィスが朝日を浴びる。社員もみんな朝日を浴びる。 そのため、ガラス張り奥に部屋をとって吹き抜けのインナーパティオというのはど うか。会社の目指す綺麗な環境を象徴するような健康的な空間にしたらいい。 大会社のオフィスの受付には会社名の入った大きなロゴの壁があることが多いが、 そんな格式張った仕立てよりは、目指す会社の姿勢が一目で分かった方がどれだけ いいか。 多幸感に関わるエンドルフィンがドバッーと出てくる部屋になったら最高だ。 企業の発展は社員で決まるという。その社員が気持ちよく能力を発揮することにこ したことはない。 じゃあ、どうして発揮してもらうか。人の脳の活力だから、建築空間が直接関わる ことはできない。しかし、脳内物質による脳の活性化と建築デザインが結びつけば、 生き生きとしたオフィスにする手がかりになるのではないかと気づいた。 ところが、そう簡単ではない。 「活性化」という抽象概念を具体的な建築概念にどう落とし込んでいくか、という 課題が立ち塞がる。思いを形にするのが難しいように。そこをどうクリアーするか、 佐野アトリエが長年研究してきたことが役立っている。 「脳活オフィス」グーグルしてみた。ヒットなし。 好評をいただきクライアントとともに新しい挑戦が始まった。 #
by maruyama834
| 2015-10-17 18:48
| 制作現場
2015年 08月 05日
2020東京オリンピックのエンブレムのデザイン。 エンブレムのデザインはグラフィックデザインの範疇なので、建築 デザインとまったく一緒ではないのですが、同じデザインを扱う者 として、気になっていました。 それは、デザインには、「差別化した亜種のデザイン」と、「他の 追随を許さないデザイン」の二つがあって、それを混同してこの問 題をややこしくしているように思います。 その前者をバリエーション、後者を新規なタイポロジーと言い換え ると、作者サノケン(佐野研二郎)さんの今回のデザインは、バリ エーションの範疇のデザインだったのかなあと思います。バリエー ションなら世界は広いんだから、なんらかの似通ったものがあるの は当然でしょう ところが、世界が注目するオリンピックのエンブレムなのですから、 期待値のハードルが高くなるのも当然です。後者の新規なタイポロ ジーを期待した人たちにとっては、バリエーションに留まった反動 もあって批判し易くなるし、そのマスコミの伝達の仕方が多様にな るのもまた仕方ないかもしれません。 サノケンさんご本人もインタビューで、この案が浮かんだとき「こ れで勝てると思った。」と言っています。この発言は、カッコいい ポーズでも無く、たぶんコンペに勝ちに行った確信犯の言い方でし ょう。 から、あえて前者のバリエーションで勝負したのかもしれません。 今回の騒動で一番気になったのは、このデザインはバリエーション の範疇ではないかということです。 ろんなレベルで境界を無くそうと進んで来たデザインは、勝つこと に見境も無くなったのかもしれません。 岡山にいると、なんか違うんだよなあ! こんな記事が出ています。 #
by maruyama834
| 2015-08-05 10:06
| 日記
2015年 07月 28日
この春から、「西川沿いコーポラティブハウス誘致委員会」をFacebook 上に立ち上げて活動を始めています。 西川沿いに、その環境(都心の賑わいと西川緑道公園の憩いの両立)を 活かしたデザインの店舗付き集合住宅を、関心のある人たちが集まって 建てようと企画しました。 会の名前の通りコーポラティブハウスという手法を使って建てます。 その主旨から、Facebookでは非公開のグループとしていますが、現在 会員数は100名を越えています。 西川は、これまでその環境を活かした歩行者天国や沿道沿いに店舗付き 集合住宅が提案されてきました。しかし、再開発型のマンションタイプ 一辺倒です。それが悪いとは言い難いのですが、別にどこに建ててもい いようなデザインで、岡山の良さ、西川の良さを暮らしや商売に活かし たものとは思えません。もっとこの環境を活かした質の高い住まい方や 洗練された店舗の有り様があると思います。 そう思いながら、この30年間、西川を見てきました。 そこで、岡山市内中心部に注目が集まっている今をチャンスと思い立ち、 チャレンジすることにしました。 関心のある方は、コメントでもメールでも結構です。 佐野まで連絡ください。Facebookで情報を逐次お知らせしています。 #
by maruyama834
| 2015-07-28 11:57
| 都市デザイン
2015年 07月 21日
岡山も梅雨が明けた。 #
by maruyama834
| 2015-07-21 21:08
| 円山工作
|
ファン申請 |
||